コンドミニアムの家具は、オーナーさんの趣味が反映されていて同じユニットでもぜんぜん雰囲気が違います
アパートの契約更新できず…!
今年の1月末、いまのアパートの不動産屋さんから
「あなたの部屋は3月11日までの契約ですが、契約の更新はできません。オーナーが入ります。」
と連絡がありました。物価上昇の影響で、家賃の値上げ交渉をされることを覚悟していましたが、まさか契約の更新ができないとは…。1カ月の猶予をくれただけ、まだ親切な方かも。
同じアパートの別のユニットを良い条件で紹介いただきましたが、いまよりも狭くなってしまうことと、少し環境を変えたかったこともあって、いったん辞退しました。 その後、アパート探しが難航して困ったので、そのユニットの状況を尋ねると、すでに長期の契約決まってしまったということで、残念ですが、良かったですね。
「その部屋の延長はできないし、ほかの部屋ももうないからね」と念を押されて、悲しかったです(涙)。
アパート探しが難航している理由とは
アパート探しが難航している理由はいくつかあります。
■① タイミングが悪い。いまは供給不足!
コロナの制限が明け、たくさんの人がバタム島に移動していて今は建築ラッシュ中。島のそこら中で、工事をしています。モールに行けば、多くの不動産会社が物件の展示会を行っています。
でもそれは、購入用であって、賃貸用ではないです。
大きな会社であれば、駐在員用に物件を買い上げてそこに住まわせたり、出張者を泊まらせたりもしていますが、主人の会社は日本人は数人しかいないため、会社でそこまでの投資はできません。
基本的に、駐在員は家具、家電付きのコンドミニアムに住むことになりますが、それは物件のオーナーが、家具、家電を揃えて貸しているだけに過ぎません。なので、建物が完成しても、私たちが借りられる状態になるまでは時間が掛かるのです。
特に、海外駐在員がある程度安心して暮らせるセキュリティのしっかりしたエリアとなると、候補はさらに限られます。
いまは、需要と供給のバランスが悪い状態で、そもそも物件の数も少なく、相場も高く、足元を見られてふっかけてくる不動産会社もあります。
状況が落ち着くまで、あと1、2年はかかるのではないかなと思います。
■② 会社にノウハウがない(泣)
主人の会社では、バタム島に帯同家族を住まわせたことがありません。(そもそもバタム島全体を見ても、日本人駐在妻はほぼいませんが)
これまでも単身の駐在員が数人でしたので、会社は駐在員向けの物件に関係するノウハウや情報をまったく持っておらず、会社からの提案はありません(泣)
知り合いから情報をいただいたり、ネットで調べたり、街中の看板を見て、自分たちでアタリをつけて、内見の申し込みを会社からしてもらう、というのが今の物件の探し方です。
会社の名義で契約することになるので、物件側と私たちの間に総務を通すことになるのですが、この総務の担当者が頼りにならなくて話がぜんぜん進んでいかない…!!
これはただの愚痴ですが、物件を一緒に探してくれるわけでもなければ、何の交渉も手伝ってくれない。中国人オーナーに良いようにふっかけられても、ひとことだって言い返しもしない。
主人も仕事が忙しいので、そればかりにも構っていられません。そんなの当たり前のことなのに会社のサポートが頼りないので、ヤキモキするばかりです。
そのため、退去日まで1カ月以上あったのに、気づけば、次のアテもないまま残り数日となっています。
私自身がオーナーや不動産会社と交渉をするだけの英語(またはインドネシア語)ができればいいんでしょうけども、それは求めないでください…。
■③ 間取りが日本人の生活に合わない
これにはさらにいくつか理由があって、妥協できる範囲の場合もあります。でも、その妥協が、ほかにもいくつも組み合わさるとさすがに厳しいです。
家人が料理をしないことが前提のキッチン
この物件は無しだな…、と判断するのが、キッチン。我が家は外食することが少なく、基本的に自炊です。主人のお弁当も作っています。一日の少なくない時間をキッチンで過ごすことになるので大事なポイントなのですが、日本とは文化が違うので希望通りのキッチンを探すのが難しいです。
- インドネシアは 外食文化
インドネシアでは基本的に外食文化らしいです。食事を家で作らないため、ファミリー向け物件でも、東京のワンルームのようなミニキッチンしかありません。毎日食事を作るので、ミニキッチンだとちょっとつらいです…。
- インドネシアの メイド文化
一軒家タイプのコンドミニアムもあり、そちらは広いキッチンがついています。ところが、インドネシアはメイド文化で、広い一軒家に住む富裕層はメイドさんを雇っています。食事の用意や洗濯などの家事は、メイドさんのお仕事です。そのため、キッチンや洗濯機の場所が、家人の生活同線とは交わらないようになっています。
私はメイドじゃありません。キッチンとリビングが隔離されている間取りは嫌です。
大体こんな感じでキッチンが小さい。最低でも、電子レンジと炊飯器は置きたい。冷蔵庫がキッチンから離れているパターンも多いです。
リビングとは隔離された家事用スペース。メイドさんがここで食事の用意、洗濯、アイロン掛けなどを行います。家の出入りもメイドさん用の玄関を使います。
キッチンがめちゃくちゃ低い…!洗面台が低い場合も。
ある程度は妥協するとしても、どうしても我慢できないのが、キッチンの高さ。古い物件にありがちなんですが、キッチンがめちゃくちゃ低いんです…。
インドネシア人の平均身長は、世界的にもかなり低く、データによっては世界一身長が低い国と言われています。そのデータでは、男性の平均身長が158.0cm、女性は147.0cmとのことで、日本人女性の平均身長の158.0cmとは、10cm以上も違うことになります。
私はとても背が高く172cmあるのでまた特殊なのですが、だとしてもインドネシアのキッチンは低すぎます。キッチンだけではなく、洗面台も低かったりしますが、そちらは我慢できても、キッチンは無理です。
バタム島に来る前に1カ月だけ住んだチカランの物件では、レンジフードが目の前の位置にあり、料理の焼き加減を見るのに覗き込む必要がありました。
キッチンが低いの分かりますか?2ドア冷蔵庫と比べると、おそらく高さは80cm、レンジフードの位置は150cmあたりにあると思います。
広いのに狭い。どういうこと?!
日本は物件情報をワンルームや3LDKといった表現をしますが、インドネシアではベッドルームの数とトイレの数で表現します。情報上の部屋数を増やすためになのか、ベッドを置いてない部屋がありません。
特にアパートタイプは、リビングスペースを削ってベッドルームを作っているような間取りが多く、ベッドルームの数とリビングの広さがすごくアンバランスで、私たちからすると不思議でしかありません…。この狭いリビングで家族4人が暮らしているの?!と、びっくりすることもあります。また、食事を家でしないのでダイニングもありません。
このベッドが曲者で、だいたいが部屋の大きさに合わせて作り付けで設置してあり、動かすことができません。空いたスペースに物を置くくらいしか使い道がないため、部屋としては機能しないのです。
3ベッドルームの大きな物件でも、自由に使える部屋はひとつもないんですよね。私は手芸が趣味なので、ミシンを置いたり、布を裁断したりするワークスペースが欲しいのですが、そんなテーブルを置く場所はありません。
こんなに広いのに、どうして狭く暮らさないといけないんだろう…。
2ベッドルームにありがちなリビング。ベッドルームひとつ潰して、リビングと繋げて欲しい。それだけでいいのに…。
■おまけの④ 主人のわがまま
最後にこれ。一番イライラするのがこれなんですけどね…(笑)
どちらかというと、許容範囲が狭くて、ないものねだりのわがまま言ってるのは、私ではなく主人なので!
こんにちは!tade(たで)です。インドネシアのバタム島で生活する、いわゆる駐在妻です。
2022年3月に主人の海外赴任の帯同でインドネシアのバタム島にやってきました。日本人駐在員は多いのに、家族帯同の人はいない、と言われているバタム。どんなところかご紹介します。ぜひ家族でバタム島に来てください!
Apa Kabar?(アパカバール?)/ How are you? / お元気ですか?
Saya baik(サヤ バイッ) / I'm fine. / 私は元気です。